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「原子力災害対応災害ボランティア」

 十年以上も経つでしょうか。横須賀市内のある町内会に招かれて「防災講習」に伺ったことがあります。当時は「阪神淡路大震災」など過酷なボランティア体験直後であり、講演内容が悲惨な被災地状況に偏るなど支離滅裂であったと記憶しています。

 講習に先立ち、公民館の事務室で時間待ちしていたところ、本棚にあった資料から横須賀市の防災対策には「地震」や「風水害」に加えて「原子力」の項目があることを知りました。それは以前見学に行ったことのある「原子力関連企業」や「大学の研究施設」への対応でした。

 ご存知のとおり、横須賀には軍港があり、原子力空母や潜水艦が度々寄港し、入港の都度に横須賀市の担当職員が「放射能測定器」で船舶周辺の安全性を確認していると聞いています。しかし、こうした状況は「軍事機密」のベールに隠され「横須賀の防災対策」の対象外とのことでした。

 万一、国家間の戦争状態になることは考えにくいのですが、テロや事故による「原子力災害」の発生が皆無とはいえません。チェルノブイリ事故の教訓は、横須賀のお母さん達にとっても強い関心ごとでした。

 講演中、「何かあれば助けに来ます。」と発言したと思いますが、帰りに駆け寄ったお母さんから「助けに来て下さい。」と懇願されたことは鮮明に記憶しています。「第五福竜丸事件」では、原子力降下物である「死の灰」を浴びて乗員が亡くなりました。原子力災害時のポイントは、グランドゼロ(爆心地)から緊急避難することです。

 本年5月に念願の「災害救援車」を購入しました。勿論、数百万円もする新車を購入することは困難ですから、インターネットを使い中古車の中から選ぶことにしました。偶然見つけたのが、旧モデルのニッサンキャラバンスーパーロングハイルーフという車両で、リフト付きの福祉車両でした。

 結果的には「災害ボランティア活動」に加え、「無償送迎ボランティア」、「ボーイスカウト活動」など何でもこなす万能車両として重宝しています。座席は車椅子2席を装備して定員7人ですが、万一の場合、「原子力災害避難車両」として子供なら相当数の乗車が可能でしょう。しかし、横須賀の子供たちを最後の一人まで救うためには、ピストン輸送が不可欠でドライバーとなる私の生命は保障できません。

 現在、被災者や救助者にとって致命的となる「災害」に救援の手を差し伸べるシステムはありません。「公務員」と言えども、自らの生命を賭した行動は原則制限されています。「原子力災害対応」という赤いステッカーを製作し貼るまでには「心の葛藤」もありました。

 国内の発電量のうち「原子力」の占める割合は3割と言われています。待機電力など不要不急な電力を回避すれば、三割の節電は可能です。ならば「原子力」による発電は不要となり、減衰に二万年を要すると言う原子力廃棄物の地表深く埋設する必要もありません。

 近代の人類は「飽くなき欲望」から、地球に蓄積された化石燃料を、イギリスの産業革命以来200年ほどで枯渇させ原子力まで手を染めるに至りました。次代を担う賢明な人類は「日本の江戸時代の循環型社会」を見習い、地球に優しい生活習慣をめざすと期待します。

 西暦二千年前後は人類の歴史にとって「最悪の時代」と酷評されるでしょう。

 「災害救援車」に張られた「原子力災害対応」という赤いステッカーは現代人への警鐘でもあります。
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