スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「非常用トイレユニット」賛歌

 平成7年に発生した「阪神淡路大震災」以降、新潟県や宮城県内などで大きな地震が続きました。大地震における特徴的な被害は広範なライフラインの停止にもあります。震源に近いビルや家屋などは大きな被害を受け、都市化率の高いほど多くの死傷者が発生します。

 「阪神淡路大震災」では戦後最大典型的な都市型の大地震となり六千を超える尊い人命を奪ったほか、インフラやライフラインにも甚大な損害を被りました。駆け付けた発災から5日目の被災地は厳冬のなか、公園には避難した人々がフライシートを張り、身を寄せ合いながらドラム缶の焚き火で暖を採っていました。訪れた神戸市役所内の階段にも被災者が多数避難し生活ゴミが散乱していました。スカウトとして最初の奉仕は清掃活動でした。

 神戸市役所のトイレは地下水を使っていたことから使用が可能でした。しかし避難所となった学校の体育館の多くは下水道の破損等も加わり使用不能でした。被災者、特に婦女子は飲食を節し、夜になるのを待って体育館裏に卓球用のパーテーションを立てて、汚れた側溝をまたいで用を足したと報告されています。今も当時のことを思うと心が痛みます。

 私たちが家庭の防災備蓄を考えるとき、最初は「飲料水」、続いて「食料」、最後に「トイレ」となりますが、被災直後のライフライン停止下では、発生した汚物を水で瞬時に流すことができないので「非常用トイレ」の必須条件としては「汚物」と「外界」とがきちんと遮断できる構造が必要です。災害備蓄家庭用トイレは、ビニールと段ボールの組み合わせがほとんどで、トイレの使用不能が続けば数日のうちに汚染が蔓延する危険性をはらんでいます。

 辛い思いは一人でもさせたくないという願いから、構想15年「非常用トイレユニット」を完成しました。ボランティアが定期的にケアすれば、一ユニットで150人ほどの生活が可能です。一人のボランティアで4ユニットのケアが可能ですから600人ほどの生活を守ることができます。「首都圏直下型地震」は「阪神淡路大震災」を大きく上回る巨大被害が予想されます。

 医療や高齢、障害者施設などでは災害備蓄の必需品と思います。人の生活する場であれば、家庭を含め全てをカバーしなければなりません。

 完成後、防災訓練や展示会で多くの関心を頂くようになり、問い合わせの電話も増えてきました。

 明日は、鎌倉市内で「送迎ボランティア」の後、横浜市内の自治会が防災訓練参加者への配布品として「非常用炊出袋」をご採用いただいたことからお届けにあがる予定です。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。