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:ボーイスカウト関係者への手紙


 平成3年に発生した「長崎県雲仙普賢岳噴火災害」以来、スカウト精神とスキルを活かした「災害ボランティア活動」を展開してきましたが、その「体験」と「装備」をスカウト関係者の「災害支援活動」や「プログラム」展開に貢献したく、先ずはご案内申し上げたいと思います。

○「鯛焼きボランティア」

 平成20年6月、岩手宮城内陸地震発生の際には「鯛焼き一式」を被災地に持ち込み、栗原市から指定された「栗駒避難所」で、野営しながら4日間過ごしましたが被災地の子供たちの申し出により「鯛焼き作業」を託し、最終日には「カブ隊二組」が編成できるほど状況となり、この様子はマスコミやインターネットを通じて全国に発信されました。

 今、「鯛焼き」は、被災者や帰宅困難者、救援活動担当者への提供など災害救援活動の一環と捕らえています。

 先日は、「横浜第30団」が参加した「横浜西区へそ祭り」にて支援し、スカウト自身の手で220枚を焼き一万円以上の収入となりました。

 その他に、「新潟中越沖地震」で、被災者の生活する「仮設住宅」を地区内のベンチャースカウトらと二回訪問して奉仕したほか、ボーイスカウト各団、災害ボランティア団体、自治会、町内会などへの支援を実施しています。(販売利益は、エンジン芝刈り機の購入やスカウトによる社会貢献事業への支援に活用し、現在2万円ほどの基金が準備されています。)

 12月11日(土曜日)には、鎌倉市内で「鎌倉第2団」が主催する「BSA」との合同ハイキングが開催予定であり、「鯛焼き」も参加予定です。

 「鯛焼き」はスカウトプログラムの中で「人寄せパンダ」的効果があります。各地区、各隊からの要請があれば喜んでお手伝いしたいと思います。

○「災害救援車」

 「阪神淡路大震災」では、ボーイスカウトの制服で活動していた私達に全国から寄せられた膨大な救援物資を降雨から守るために、神戸市役所職員から「ボーイスカウトのテントを貸してもらえないか。」との相談を受けましたが叶いませんでした。

 以来、装備の増強に努めた結果、自助に加え「連合神奈川」のご支援を頂き、「災害対応テント6張(仕様を同一としたことで各パーツには互換性があります。・今日まで北海道有珠山噴火災害等に持ち込むなど、被災地に管理を託したこともありますが、パーツ類の欠損は現在皆無です。)」を保管していますが、この度被災地等への移送等を目的に車両を購入しました。

 型式は「ニッサンキャラバンハイルーフスーパーロング」で乗員5名に加え車椅子席2名、昇降リフト等を備える「福祉車両」です。

 現在は、日常的には「移送ボランティア」、災害の発生に備えるほか、「神奈川県総合防災訓練」など各種防災訓練参加のみならず、スカウト活動にも積極的に活用しています。

 こちらも、各地区、各隊からの要請があれば喜んでお手伝いしたいと思います。

○「高度な野営生活に必要な組み立て式キッチンユニット」の活用

 シンクを中心に、調理台、棚、給排水セット等を備えた「キッチンユニット」を製作しました。分解すれば5~6人程度で運ぶことも可能で、組立てには訓練なしでも3分で十分です。今後は「シャーワー」や「トイレ」の囲いを製作予定です。

 現在、「赤十字救護班」に加え、各都道府県には「災害医療支援隊(DMAT)」が組織され、「災害」の発生に備えています。

 万一の災害時には、各「DMAT」が被災地に赴き、「テント」等により救護活動を展開しますが、活動が長期化した場合、スタッフへの食事やトイレ支援などが生じますが、こうした「ロジスティク」についてシステム化し「支援」できるのは、民間団体では「ボーイスカウト」のみであり、その期待は大きいと感じています。

 また、「キッチンユニット」は「ボーイスカウトの高度な野営生活」を営むためのスキルから生まれたもので、規格化された「ユニット」の塗装や組み立て作業は「ボーイスカウト」でも立派に勤めることができます。

 「防災計画」では、大規模災害時、小学校等が「避難所」となることから、膨大な被災者の「食」を自ら確保しなければなりません。

 「調理」は誰でもできますが、そこに「組み立て式キッチンユニット」の存在は、不可欠です。

 11月27日から28日の二日間、座間市内の小学校で開催される「親子防災一泊訓練」への支援を依頼されていますが、その際に「神奈川県安全防災局」のスタッフが参加すると聞いています。

 プログラムの中で、「キッチンユニット」と「トイレユニット」を展示し、それとなく、「新潟県中越地震での避難所支援体験から、神奈川県内の避難所となる小学校等の防災倉庫に、こうしたユニットを保管し、毎年の訓練で活用していれば、製作した「少年達」は「誇り」をもって参加し、万一の場合でも住民は「共助の一環」としてユニットを自ら組み立て、自宅等から持ち寄った食材の調理が自然発生的に始まると思います。それは被災者にとっても、救援活動を実施する行政諸機関にとっても良い結果を生むと思います。」と伝え、

 さらに、「ユニットは規格化されており、ボーイスカウトの指導者であれば、子供たちを指導して作成することができます。また、日々の管理は該当する学校に通うボーイスカウトに託せば、経費も微々たるものです。」と加えます。

 こうした「夢」が叶えば、小学校等に「ボーイスカウト」の出入りは自由となり、自治会や学校関係者と調和が築かれます。また、「問題」のあると言われている子供たちにとっても物造りという「活躍の場」が広がり、製作に関わった子供たちの「署名」などを書いて頂ければ、心の自立に繋がり、学校の悩みが少し解消されると思います。

○「防災指導」等の社会貢献

 阪神淡路大震災直後、災害時のコーディネーターが不足したという反省から県内に、「神奈川災害ボランティアネットワーク」が立ち上がりました。

 「発足総会」後の「講演」を依頼され、ボーイスカウトの一員として参加してきた「災害ボランティア活動」についてレクチャーさせて頂きました。

 その後も、活動を展開するなかで、「災害ボランティア活動」の第一条件は「自立」であり、ボーイスカウトの活動のなかから多くを学んできましたが他団体の追従を許さない状況と自負しています。また、スカウト的に「最悪」を想定した「そなえ」が効を制し、数々の危機を回避してきました。

 そうした貴重な体験から生まれた、「学び」と「スキル」を習得したいと自治会など多くの機関から「招聘」を頂いています。

○「他団体との交流」

・「地域の子供たち」

 岩手宮城内陸地震発生の際には「鯛焼き一式」を被災地に持ち込み、子供たちの申し出により「鯛焼き作業」を託しましたが、ボーイスカウトの一員が活動主体であったとすれば、お手伝い頂いた「良い子」に
西部劇の「保安官助手」ならぬ、「スカウトフレンド」なる「カンバッチ」を進呈すれば、後日、本物の「スカウト」として活動したいと、目を輝かしながら、保護者の袖を引っ張る「子供」が増えるとか思います。

・「地域での社会貢献」

 11月20日には、横浜戸塚消防に所属する「家庭防災員(約100名)」を対象に防災講演を行います。これは、「横浜南央地区行事」として承認されています。

 11月27日、横浜栄区内の老人施設の防災訓練に参加します。これに関しては「地区行事」とはなりませんが、「ボーイスカウトに対する社会の期待」へのほんの一例です。

 23年3月27日(日曜日)横浜戸塚区内の小学校で、昨年に続き「非常用炊出袋」を使った炊飯活動の指導を依頼されています。昨年は、風の吹く中での炊飯活動だったので苦労しましたが、今年は、「キッチンユニット」があるので、そうした問題は解消されます。

 万一の場合は、避難所や病院など各施設に地域の「ボーイスカウト」が駆けつけるという体制が整えば、素晴らしいと思います。

・「神奈川災害ボランティアネットワーク」

 「ボーイスカウト神奈川連盟」も加盟しており、「運営委員会」の一員でもあります。

当面の予定

「2011防災ギャザリング」

 1月22日(土曜日)に、横浜駅西口近くの横浜市民防災センターと沢渡中央公園で、「横浜消防」等のご支援を得て「防災・減災活動体験フェア」が実施されます。

 「災害救援車」と「救援ユニット」の展示、「非常用炊出袋」による炊き出し指導等が期待されています。

 同月25日(火曜日)には、「県民活動サポートセンター」で内閣府等の後援を得て「神奈川県の災害ボランティア活動の向上をめざして・・・学び交流しよう」が実施されます。

・「かながわ県民活動サポートセンター」

 先日、ボーイスカウト関係者も利用している「県民活動サポートセンター」で開催された「神奈川災害ボランティアネットワーク」の事務局会議で、偶然、隣に座ったサポートセンター職員に災害時、サポートセンターが県の災害ボランティアセンターの中核となりますが、現状の「サポートボランティアチーム」の体制では「人手不足」であり、こうした活動に日夜「研鑽」しているボーイスカウトに任せるべきではないかと提案させて頂きました。

・「日本赤十字社神奈川県支部」

 赤十字の活動のなかに「災害救援活動」があります。こうした事業を展開するため「赤十字奉仕団」や「防災ボランティア」には、現在多くのボーイスカウト関係者も、その精神とスキルを生かし活動しています。

 赤十字神奈川県支部には「救護ユニット(9メートル四方のエアーテント)」が配備され、「救護班」を支援するための「訓練」がボランティアを対象にスタートしましたが、長期間に亘る支援を考えると「ボーイスカウト的要素」が不可欠と思います。

 先日、日赤秦野病院で行われた「災害時傷病者受け入れ訓練」の際には、駐車場に張られた、「救護テント」の横で参加したドクターから「ボーイスカウトの技術を教えてほしい。」と言われました。

 県内の「災害支援チーム」を中心に、ガールスカウトを含む、加盟員全員を対象とした「神奈川県赤十字スカウト奉仕団」を結成し、赤十字と一体となった活動を展開すれば、「スカウトの進歩」にも大きく貢献できると思います。

 「赤十字神奈川県支部」にとっても、県内で約3万人のボランティアに加え、ボーイ・ガールスカウトが加盟すれば約4万人となり、大きな力に繋がります。

 実現すれば「神奈川のスカウト」には、赤十字奉仕団員としての「ワッペン」がユニフォームに「誇り」の印として輝くことになります。

・「国(内閣府)」

 23年1月23日(日曜日)に内閣府が主催し、「東京臨海広域防災拠点施設(お台場)」を会場に「防災とボランティアの集い」が開催されます。

 一応「神奈川災害ボランティアステーション」という名称での参加を予定していまが、中身はボーイスカウトとしての色合いの濃い「災害支援活動」です。資料の写真で活躍しているのはほとんど「ボーイスカウト」です。

終わりに
 昨日、「富士スカウト章」をめざす、ベンチャーに「救急章」の考査を行いました。考査科目のなかで、(3)に「県連盟、地区単位で設置される救護所の奉仕や隊活動、キャンプでの救護係を通算5日以上担当し、その報告書を提出する。」とありますが、私達は彼らにそうしたチャンスを与えているかと考えると少し寂しいです。

 社会には、各種イベントは目白押しです。現状の「みなと祭り国際仮装行列沿道警備(県連で対応)」、「鎌倉アルプストレイル(横浜四地区で対応)」に加え「横浜マラソン」や「湘南オープンウオーター」、「湘南国際マラソン」、「三浦半島トレイル」などスカウトにとっての「桧舞台」は多数控えています。これらをスカウトとしての「公式活動」と認め、「隊活動」として理事長名で「救護奉仕活動参加証明書」を発行するようになればベンチャーらにとって活動の活性化に繋がります。

 ビーバー・カブでも募金活動などで「奉仕証明書」を発行すればモチベーションを高めることができます。

 ついでに「善行章」を「ポイント制」とし、献血なら30点、清掃や募金活動なら1点、善行の積み重ねとして百点になれば「善行章」を進呈して頂きたいと思うのは「愚の骨頂」でしょうか。

 全国に分布するスカウトのうち5万人以上が、意識的計画的に「善行」を重ねれば、世間は運動の正当性を再認識し、「スカウト人口」は飛躍的に増加し、世の中はもっと住み易くなるのではないかと思います。
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「原子力災害対応災害ボランティア」

 十年以上も経つでしょうか。横須賀市内のある町内会に招かれて「防災講習」に伺ったことがあります。当時は「阪神淡路大震災」など過酷なボランティア体験直後であり、講演内容が悲惨な被災地状況に偏るなど支離滅裂であったと記憶しています。

 講習に先立ち、公民館の事務室で時間待ちしていたところ、本棚にあった資料から横須賀市の防災対策には「地震」や「風水害」に加えて「原子力」の項目があることを知りました。それは以前見学に行ったことのある「原子力関連企業」や「大学の研究施設」への対応でした。

 ご存知のとおり、横須賀には軍港があり、原子力空母や潜水艦が度々寄港し、入港の都度に横須賀市の担当職員が「放射能測定器」で船舶周辺の安全性を確認していると聞いています。しかし、こうした状況は「軍事機密」のベールに隠され「横須賀の防災対策」の対象外とのことでした。

 万一、国家間の戦争状態になることは考えにくいのですが、テロや事故による「原子力災害」の発生が皆無とはいえません。チェルノブイリ事故の教訓は、横須賀のお母さん達にとっても強い関心ごとでした。

 講演中、「何かあれば助けに来ます。」と発言したと思いますが、帰りに駆け寄ったお母さんから「助けに来て下さい。」と懇願されたことは鮮明に記憶しています。「第五福竜丸事件」では、原子力降下物である「死の灰」を浴びて乗員が亡くなりました。原子力災害時のポイントは、グランドゼロ(爆心地)から緊急避難することです。

 本年5月に念願の「災害救援車」を購入しました。勿論、数百万円もする新車を購入することは困難ですから、インターネットを使い中古車の中から選ぶことにしました。偶然見つけたのが、旧モデルのニッサンキャラバンスーパーロングハイルーフという車両で、リフト付きの福祉車両でした。

 結果的には「災害ボランティア活動」に加え、「無償送迎ボランティア」、「ボーイスカウト活動」など何でもこなす万能車両として重宝しています。座席は車椅子2席を装備して定員7人ですが、万一の場合、「原子力災害避難車両」として子供なら相当数の乗車が可能でしょう。しかし、横須賀の子供たちを最後の一人まで救うためには、ピストン輸送が不可欠でドライバーとなる私の生命は保障できません。

 現在、被災者や救助者にとって致命的となる「災害」に救援の手を差し伸べるシステムはありません。「公務員」と言えども、自らの生命を賭した行動は原則制限されています。「原子力災害対応」という赤いステッカーを製作し貼るまでには「心の葛藤」もありました。

 国内の発電量のうち「原子力」の占める割合は3割と言われています。待機電力など不要不急な電力を回避すれば、三割の節電は可能です。ならば「原子力」による発電は不要となり、減衰に二万年を要すると言う原子力廃棄物の地表深く埋設する必要もありません。

 近代の人類は「飽くなき欲望」から、地球に蓄積された化石燃料を、イギリスの産業革命以来200年ほどで枯渇させ原子力まで手を染めるに至りました。次代を担う賢明な人類は「日本の江戸時代の循環型社会」を見習い、地球に優しい生活習慣をめざすと期待します。

 西暦二千年前後は人類の歴史にとって「最悪の時代」と酷評されるでしょう。

 「災害救援車」に張られた「原子力災害対応」という赤いステッカーは現代人への警鐘でもあります。
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